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2009年04月 アーカイブ

2009年04月07日

エレクトロニカ

エレクトロニカ(英語 Electronica)とは、電子音楽や電子音楽に影響を受けている音楽全般を包括的に表す言葉。ただし狭義に用いられることがある

この言葉は、近代的な電子音楽を意味するものとして定義され、必ずしもクラブミュージックとしての性格を強調するものではなかった。名前の由来ははっきりしないが、言葉の使用自体は、英国のエレクトロニックロックのバンドであるリパブリカを表現するために、1990年代中ごろ、英国の音楽雑誌「メロディー・メイカー」によって造り出された。後に、当時全く新しい次世代のレイブ音楽として音楽界の主潮へと躍り出たのを契機として、その潮流を意味する言葉として、アメリカでは一般的となった。エレクトロニカという言葉がこのような新しいダンス音楽を包括する言葉として使用される以前は、エレクトロニック・リスニング・ミュージック、ブレインダンシング、IDM(インテリジェント・ダンス・ミュージック)などと呼ばれていた。1990年代中頃のMTVや主要なレコード会社は、エレクトロニカという言葉を、それほど包括的な言葉として用いているわけではなく、現在ではビッグ・ビートやケミカルブレイクなどと分類されているケミカル・ブラザーズ、他にもプロディジーといった面々によって世に送り出された主流の機械音楽を意味する言葉とて使用していた。現在では、ビョークやゴールドフラップなどの人気のアーティスト、オウテカ、エイフェックス・ツイン、ボーズ・オブ・カナダなどのグリッチ的な新たな手法を採用するアーティストから、ダブ指向の強いダウンテンポ、ダウンビート、そしてトリップホップまでを含む幅広い音楽活動や音楽様式を表す言葉として用いられている。人気を集めているアーティストの多くは、大衆向けの音楽においても、何らかのエレクトニカ的な要素を取り入れている。

2000年以降の動向 [編集]
現在エレクトロニカは大まかに2つの意味に別れている。広義のエレクトロニカはクラブミュージックなどを含む打ち込みを部分的にでも使った音楽全般であり、狭義には非クラブミュージック、非ダンスミュージックに特化したIDMとその周辺、進化系のみのことを差す。

(狭義の)エレクトロニカがもっとも注目されたのはクリック、グリッチ、カットアップといった手法が幅広く広がったときである。特にレーベルのミル・プラトーがClicks & Cutsと題した一連のコンピレーションシリーズでこの手法を集中的に取り上げた2000年前後である。それまではどちらかというとアレック・エンパイアのレーベルというイメージの強かったフォース・インクおよびそのサブレーベルであるミル・プラトーが、実験的なエレクトロニカを多数リリースする場となり、シーンを大いに盛り上げた。ただしクリックおよびグリッチはそれ以前にオヴァルが「発見」した手法である(さらに言うならカットアップもオヴァルが多用している)。このときに注目されたのがアルヴァ・ノト、Snd、フランク・ブレットシュナイダー(Komet)、トーマス・ブリンクマンと言ったアーティストである。

一方でエレクトロニカはハードウェアとソフトウェアの両面の発達から、より精緻で複雑化が進んだ。こういったアーティストは前述のクリック系アーティストと密接に連動し、必ずしも明確に分割することは出来ない。この方面のエレクトロニカが注目されたのは、レディオヘッドがエレクトロニクスを大胆に取り入れたアルバムを発表したこと、特にリーダーのトム・ヨークがオウテカを愛聴していると発言したためである。この方面の嚆矢としては前述のIDM時代からの重鎮オウテカやリチャード・ディヴァインが挙げられる。彼らは複雑なプログラミングやグリッチ、ドローンといった手法を用いる。特にリズム面が複雑化し、変拍子や拍子という概念を放棄したような曲すらある。

クリック、グリッチ、カットアップといった手法は、いわゆるダンスミュージックとしてのテクノやハウスといった電子音楽にも波及、特にテクノはその後シーン全体がクリック・テクノ/ハウス一色に染まった(シュランツはこれに反する流れとする見方もある)。有名DJもクリックハウスを多く廻し、田中フミヤの様にスタイルそのものをクリック主体に変えてしまったDJも多い。ダンスミュージックにこの手法が適応された例で注目されるのは、ミル・プラトーでクリックハウスというよりカットアップ・ハウスとでも呼ぶべき手法でDeck The Houseというスマッシュヒットを飛ばしたアクフェン、チリ出身、ベルリンでリッチー・ホウティンと共に活動をするリカルド・ヴィラロボス、ユーモラスなコラージュハウスを得意とするハーバートといったアーティストである。

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2009年04月24日

ライムギ

ライムギ(ライ麦、学名Secale cereale)はイネ科の栽培植物で、穎果を穀物として利用する。原産は小アジアあたりと考えられている。栽培化の起源は、もともとコムギ畑の雑草であったのが、よりコムギに似た姿に進化することでコムギに擬態して人間による除草を免れ、さらに環境の劣悪な畑ではコムギが絶えてライムギが残り、穀物として利用されるようになったと考えられている。別名はクロムギ(黒麦)。
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寒冷な気候や痩せた土壌などの劣悪な環境に耐性がある。しかし、麦角[1]が発生しやすく、これが発生した畑からの収穫物には種子にまぎれて麦角が混入し、これを粉に挽いてパンなどに調理すると、麦角アルカロイドの毒性によって流産や末梢血管の収縮による四肢の組織の壊死などの中毒症状を引き起こすので、食用に適さない。

ローマ帝国では、貧困者が食べるものとしていたため、一時期栽培が激減したが、コムギより酸性土壌に強く、乾燥や寒冷な気候に耐えるため、スカンジナビア半島やドイツ、東ヨーロッパなどでは主要な穀物として栽培されていった。現在ではライ麦粉は小麦粉よりビタミンB群や食物繊維が多いことを認められて蔑まれることはなくなり、ヨーロッパ全土で栽培されている。

種子は粉にしてパンに焼いたり、ウイスキー(ライ・ウイスキーなど)やウォッカの原料としたり、また茎葉と共に家畜の飼料とする。ライ麦パンは色が黒っぽいことから黒パンなどと呼ばれ、小麦粉のパンよりも密度が高く、水分の抜けが少ないので日持ちする。パンの発酵にはイースト菌ではなくサワー種と呼ばれる何種類もの微生物が共存した伝統的なパン種を用いることが多い。

ライムギの野生種としては、S. fragile、S. montanum、S. vavilov、S. africanumがある。

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